随処に主となれば立処みな真なり

NY駐妻の孤独と三日坊主との闘い

VISA面接@アメリカ大使館 ~服装と質問内容~

VISAの面接の存在を知ったのは、友人にニューヨーク行きを伝えた時でした。

奇しくも友人の知り合いにご主人のアメリカ赴任へ帯同する方がおり、「面接大変だったよって言ってたわ」「え、面接!?」という次第で。その人が例外的に面接が必要で、私には関係ないかななんて現実逃避したりしました。私にも面接が必要でした…。

念のために書くと、面接がいらないのは何回もVISA取得している人たちであって、一般的には面接が必要です!

まあそれをご存知の方がこの記事に足を運んでくださっていると思うので、ここでは私がネット上であまり情報を得られなかった、面接での服装と質問内容について記します。

 

 

服装 

面接というからにはきちんとした格好をしなければ…ということでブラウスとスカートでオフィスカジュアル風にしました。ユニクロのブラウス(1980円)が有能!しかしそれにスニーカーを合わせるという詰めが甘い台無しスタイルでした。面接は立ったままのカウンター越しって聞いてたし見えないよね!と言い訳しながら、内心はどきどき。

いざ大使館に着いてみると、帰りに会社寄るのかなと思しきスーツのサラリーマン以外はみんなカジュアルな感じでした。もちろんスニーカーの人もたくさん。(ホッとしました)服装は突飛すぎない限り、気にする必要はないと思います。

実際、就活のときのように建物に入ったら上着を脱ぐなんてのは一切なく、ずっとコートを着ていました。セキュリティチェックのときに前のボタンを外して不審なものを持ち込もうとしていないか確認されるので、中になんでも着ていいってわけじゃないです。(不適切な英単語が書いてあるTシャツとかね)

 かばんの大きさは、大使館のHPに25×25センチ以下と書いてあったので財布くらいしか入らないような小さめのかばんと、あとでかばんに仕舞えるナイロン袋に提出書類を入れていきました。ところが、かばんの大きさについてはみんな厳密に守っていない様子。サラリーマンのおじさんは普通にA4くらいのビジネスバッグでした。

 

面接の質問内容

怖そうな坊主のおじさんは嫌だ!坊主のおじさんは嫌だ!と夫と言っていたのもむなしく坊主のおじさんが面接官でした。

質問は以下のような感じ。

「アメリカのどこで働きますか」

「なんの会社ですか」

「いつから今の会社で働いていますか」

「どうしてアメリカで働かないといけないのですか」 

口調は片言日本語。丁寧だけど、威圧感がすごくて怖いのよ。そばで見守っていたけど、夫の回答を遮って「聞こえませんマイクに向かって大きな声でしゃべってください」と言われたときはヒィィと縮み上がりました。しかも回答に対しては特に反応がなく、ずっとPCをカタカタ鳴らして何かを確認・打ち込みしている。半分くらいその時間でした。そして唐突に顔を上げたかと思うと「一週間後にVISAが発行されます」とのことで、面接終わり。

 

最後までドキドキでしたが、無事VISAが発行されました。赴任がなければ大使館に赴くなんて一生縁がないような経験、振り返ればあっという間でした。これからそういう未知の経験がたくさん増えていくのだと思うと、楽しみでもあり不安もあります。めげない。